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中国 『中共への造反始まる?』
 先日のエントリーにて、強まる中国の言論統制に不満を募らせている人々が、中国共産党の宣伝部の解体を訴えている、というニュースを紹介しました。事の発端は『氷点週刊』という週刊誌に掲載された『他国(日本)の歴史認識を云々するのも良いが、自ら省みることも必要なのではないか?』という趣旨の論文。

 氷点週刊がこの論文を掲載した事に激怒した中共は『中国人民の感情を傷つけた』として同誌を休刊に追い込み、編集長は更迭。復刊の条件として同論文を批判する記事を掲載するよう求めた。この露骨なやり口に怒った同誌の編集長、元党幹部、学者などが反発し、言論統制の本丸である宣伝部の解体を求めるという、中共にとってはかなりヤバイ状況が生まれています。

 中国共産党が管理する『中国の歴史・その認識』以外は認められない中国。当然、『反日』も党による指示ですから、違った事を言ったり書いたりすれば『マズイ』事になるわけですが、氷点週刊の件と同じく党の見解とは『違う』事を主張しだした人がいるようです。こちらをご覧ください。(sankei webから以下一部引用)


田中上奏文」 中国側「存在しない」偽文書認める

 中国が日本の大陸侵略意図の証拠としてきた「田中上奏文」について、中国政府直属の学術研究機関である社会科学院の蒋立峰・日本研究所所長が「存在しなかったという見方が主流になりつつある」と述べ、偽文書であることを事実上認めていたことが1日、分かった

 昨年12月に中国を訪問した新しい歴史教科書をつくる会の八木秀次会長(当時)らのグループに語った。

 田中上奏文は、昭和2年に当時の田中義一首相が昭和天皇に報告した文書の体裁をとり、日本や欧米では偽文書であることが証明されているが、中国では歴史教科書に記述されるなど事実として宣伝されてきた。

 しかし、蒋所長は八木氏らに「実は今、中国では田中上奏文は存在しなかったという見方がだんだん主流になりつつある。そうした中国の研究成果を日本側は知っているのか」と、中国の研究成果としても偽文書が通説であることを明らかにした

 蒋所長は社会科学院の世界歴史研究所や日本研究所で日本近現代政治史や中日関係の研究を長年続けてきた中国の日本研究の責任者。

 八木氏は「偽文書だと分かっているなら、中国政府は田中上奏文を根拠とした対日非難をやめ、教科書記述も改めるべきだ」と話している。八木氏らと中国側のやり取りは1日に発売された月刊「正論」4月号に掲載されている。<以下略>


 これはかなりの爆弾発言じゃないでしょうか。記事中にもあるように『田中上奏文』は日本の中国侵略の意図の根拠として歴史教育には必ず出てくる文章。まずどんなものか見てみましょう。

世界を征服しようと欲するなら、まず中国を征服せねばならない。中国を征服しようと思うなら、まず満州と蒙古を征服しなければならない。

我が国は満州と蒙古の利権を手に入れ、そこを拠点に貿易などをよそおって全中国を服従させ、全中国の資源を奪うだろう。中国の資源をすべて征服すればインド、南洋諸島、中小アジア諸国そして欧州までが我が国の威風になびくだろう。


 と、このような内容なんですが、中国以外の国では既に『偽文章』と断定されており、今ではソ連の謀略であったという説が有力だそうです。ところが、中国ではこの文章を事実として教え、『この様な意図があるのだから~に違いない』という論法で日本の悪逆非道っぷりを誇張、ねつ造も含めて教育、宣伝し続けてきたわけです。

 本来であれば、記事中の八木氏の言葉にあるように『偽文書だと分かっているなら、中国政府は田中上奏文を根拠とした対日非難をやめ、教科書記述も改めるべき』なんですが、対日批難材料のかなりがこの偽文書に含まれる意図を根拠として依存しているので、中共としては引っ込めるわけにはいかないでしょう。

 ただ、氷点週刊の件といい、この歴史研究者達の件といい、統制を強めたにも関わらず、党の見解と違う事を言う人が出てきたということは、体制の綻びが露見してきたと言えるのかもしれません。このふたつの件が『連携』していると仮定するならば、言論界、知識層における中共への造反は本格化しているのか?という想像も出来る。いずれにせよ、要チェックです。今後も注意深くウォッチしていきたいと思います。


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関連エントリー:中国に芽生えた言論の自由の芽を摘むな

外部参考リンク:謀略文書・田中上奏文
外部参考リンク:『歴史歪曲』今こそ中国は詫びよ 櫻井よしこ氏HP
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テーマ:特定アジア - ジャンル:政治・経済

コメント
この記事へのコメント
偽上奏文
これは世に出た時に既に国際連盟で「贋物」と日本が主張していたものですから、こんなのを本気にするのは中共とD・バーガミニくらいでは?
2006/03/02(木) 19:27:00 | URL | 煬帝 #AVNby.KY[ 編集]
仰るとおり要ウォッチのニュースですね。しかし「造反」にまで至るかどうかですね。
閑話休題。民主国対委員長に元経世会七奉行の御方が・・・・・この党、若いのやらお年寄りなのか、人材が豊富なのか、タマがおらないのか、ほんとに謎めいた政党ですね。
2006/03/02(木) 20:34:41 | URL | ボヤキ親父 #-[ 編集]
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/50600846.html
極右評論ブログ
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ほそかわ・かずひこのブログでも取り上げた同じテーマで書かれたものですが、これが「時代」というものでしょうか?
昨今、イランは、ユダヤのホロコーストに対し公に疑問を訂しましたし、EU内においては、ユダヤ人の誘拐や墓荒らしなどもおこっています。寛容を謳っていたEUの目は移民に公然とした厳しさをあらわし始めているようです。(日本も然りですよね?)

とあるブログで拾った言葉
「時代の精神は、日本、欧米を問わず、世界のあちこちで同じメッセージを発している。そう感じる時があります。」
2006/03/02(木) 21:02:24 | URL | とん #-[ 編集]
この偽文書の言い草はまるっきり中共の侵略手順そのものですね。
ソ連だけに限らず共産陣営によるねつ造丸出しとも見れます。
何にしても様々な情報に触れ、比較できる立場の人間から見たらチンケなレベルのねつ造でとても対外的に主張するには耐えないシロモノにしか見えないからやるならもっと緻密にねつ造しようという意見の表明を始めただけかもしれませんが、いままで声高に押し付けてきたことが誤りだという方向で声が出ているのは悪いことではありません。今こそ韓国でも事大ついでに「宗主国様によれば日本が悪者という歴史はちょっと違うみたいニダ」とか考え始める人間が増えてほしいものです。
2006/03/02(木) 21:27:56 | URL | 日本大好き #-[ 編集]
未だに戦時下?
なんという教科書でしょう。特に、『貿易などをよそおって全中国を服従させ、全中国の資源を奪うだろう』の部分は刺激的だ。現代に重ね合わせる事が出来る記述だ。こんな歴史を教えれば、国民が反日になるのは当然。中国は、えげつないことやってるなあ。彼らは未だに戦時下にあると思ってるんでしょうか。
中国宣伝部は、公正な報道をする姿勢ではない。明らかに戦略的な工作を目的としている姿勢である。こんな報道を発する宣伝部の存在は、中国国民にとって1ミリの利益も無い。党の存続維持機能をもつだけである。解体を訴える声がでてくるというのは当然と思う。
一方で、そんな声も日本人に漏れ伝えられるということは、それだけ共産党に対する不満が高まっている事の証でもある。以前、エントリーで取り上げられた『大紀元』のいう共産党の脱党者がどんどん増えている、という現象は事実かもしれない。
2006/03/02(木) 21:33:28 | URL | プライム #-[ 編集]
欺瞞に依る権威の崩壊。
 何と言いますか。「シオンの議定書」と同じくらい怪しげな文書が根拠とは。しかもここまで怪しいものを使って対日観を造った。もし、これが建国初期の宣伝部の仕事だとしたら恐ろしくお粗末な出来という事になる。建国初期でこれなら今まで体制が何とか持っている事自体が既に奇跡の範疇ではないだろうか?
 後、統制に異論を唱えるものが多くなったという事は権威が揺らいでいるという事。大陸では権威がなくなると権威でかろうじてつながっていた諸勢力が内紛を起こし始め崩壊する。歴代王朝と同じ道を辿りそうですな。
 ただし、今回は中国内部で完結してくれそうにない。中国の核が整備を怠って全て使用不能である事を願うばかりです。
「みんな道連れじゃぁー! 」とボタンを押されてはかないませんから。
2006/03/02(木) 22:35:22 | URL | 暇人 #tGuBn3nQ[ 編集]
日中抗争の間、抗日や排日運動があるたびにこの手の捏造された怪文書が出回ってたからな。列強同士を争わせようといろいろ悪知恵を働かすのは5000年の歴史。21か条の要求も日本としては身に覚えのない内容でかなり歪曲されて宣伝されたし。利害関係ももちろんあるけどこういうものに英米も当時は騙されたんだろうかね?(そんなにナイーブな奴らじゃないか)。
 希望としては南京大虐殺もこんな感じで早く世界で捏造認定になって欲しいね。北京オリンピックの直前に。
2006/03/02(木) 23:28:08 | URL | J #-[ 編集]
チウコクは属国の日本の機嫌もとるアルヨ、三拝九踞して感謝するヨロシ
田中義一は、陸軍が張作霖を爆死させたとされる事件で責任を追及され、翌年自殺した人物ですよね。陸軍作戦部あがりの、所謂、軍人宰相だった経緯もあって、田中上奏文なんてトンデモ文書の作成者に仕立てられたんじゃないでしょうか。ハナから胡散臭いバレバレの偽文書を、ご大層にも今頃んなってデッチアゲだと認めてやろうって態度。アンタらいったい何様ですか。
この蒋立峰なる人物、中国が新たな対日カードにしようと目論む、“昭和天皇の戦争責任”の、立案推進を手がけてるクソ野郎です。そいつが“つくる会”の関係者と会談したちゅーのも、何か意味があるんでしょうか。どうも中国人のやることなすこと全てに、悪辣な意図が潜んでいるような気がしてなりません。今回の中国側の動きは一見すると歩み寄りにもとれますが、その実、より邪な謀略を企てているかも知れません。油断禁物です。
いつになくハードボイルドな、ちょっと社会派な私・・・。
2006/03/03(金) 00:59:51 | URL | 怒る小市民 #-[ 編集]
コメントありがとうございます
皆様おはようございます。

>煬帝さん

中共も信じてはないでしょうね。思いのほか効果があるので、捨てられなくなったというところでしょうか。

>ボヤキ親父さん

まあ、造反か?というのは私の希望的観測ですからね(笑)。そうなってくれれば、中国社会が動くな、と。

>とんさん

世界のあちこちで同じメッセージを発している-

そうですね。無理に世界を一つとして考えてきたツケが回ってきたのかもしれません。

>日本大好きさん

この文章を偽だと認めるという事は、そのまま中共の対日観が崩れる事を意味しますね。考えてみれば、中共って体制崩壊の引き金がたくさんあるなあ(笑)。

>プライムさん

中国では60年前の出来事がまるで今起こっているような形で繰り返し報道されるそうです。

>暇人さん

崩壊のエネルギーはすべて内向きになるんじゃないでしょうか。まあ、核のボタンを押さないという確証はありませんが(笑)。

>Jさん

南京事件もこの文書のおかげで『~に違いない』という形に誇張されていると思います。

>怒る小市民さん

油断禁物です。-

そうかもしれませんね。少し冷静に眺めていたほうがいいのかもしれません。
2006/03/03(金) 08:27:48 | URL | 管理人 #hI3IiWgo[ 編集]
怒る小市民さんへ
田中義一は首相辞任後しばらくして急死したので「自殺説」がありましたが、実際は妾の家で急に病気の発作が出て死んだようです。死後に口が開いているのを見苦しいと思った妾が顎に手拭いか何かを巻いておいたのが「自殺説」の発端になったらしいです。
2006/03/04(土) 01:59:21 | URL | 煬帝 #AVNby.KY[ 編集]
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