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台湾の決断
 昨夜のエントリーで、台湾が中国との将来的な統一を前提とした諮問機関『国家統一委員会』、委員会が採択した『国家統一綱領』の廃止を決定する、というニュースを紹介しました。台湾の陳水扁総統は昨日午後、国家安全会議の席上で『運用停止』を指示したようです。まず、こちらをご覧ください。(Yahoo ニュースから以下引用)


統一綱領と委員会廃止 台湾、対中政策を変更 大陸と関係悪化の恐れ

 【台北27日遠矢浩司】台湾の陳水扁総統は二十七日開いた国家安全会議幹部会議で、廃止検討を表明していた中台統一政策に関する「国家統一綱領」と総統の諮問機関「国家統一委員会」について「運用停止」を指示した。統一委の予算・人員措置を取りやめるなど事実上の廃止措置。陳総統は今回の措置について「台湾海峡の現状を変えるものではないが、(統一を前提とせず)台湾の未来は住民が決めるべきだ」と述べた。

 二〇〇〇年に独立志向の陳政権が発足して以降、統一委は一度も開催されておらず綱領も名目だけの存在だったが、陳総統は同年の就任演説で内外に配慮した形で「五つのノー」として統一綱領などを廃止しないとしていた。中国は「廃止は独立への危険な動きだ」と批判しており、中台関係が今まで以上に悪化する可能性がある。

 陳総統は就任以降、中国との対話を呼び掛け一時期は独立色を薄めるなど現実対応路線を取ってきたが、中国は台湾への軍事的圧力を高め、陳政権との対話は拒否し、台湾の最大野党・中国国民党との連携を強めている。今回の決定は、中国を揺さぶると同時に、二〇〇八年総統選へ向けて「独立志向」に原点回帰することで、自らの求心力の回復と、国民党との差異化を図る狙いがある。

 統一委は、李登輝総統(国民党)時代の一九九〇年に設置、九一年に統一綱領を策定した。綱領は、台湾と中国大陸を「ひとしく中国の領土」と認定し、三段階に分けて長期的には統一に至ると定めていた。陳総統は一月末、初めて統一綱領などの廃止検討を表明していた。
(西日本新聞) - 2月28日2時18分更新


 廃止となれば中国の反発が必至ということで、表現には気をつけたようです。ただ、中国様は『アレ』ですから、そんな細かな心配りは意に介さず、強い語気で陳総統を罵っています・・曰く『政治的信義と道徳、人格の徹底的な破綻』とか、『陳水扁が新たな破壊活動を企てていることのあらわれだ』などなど、いちいち紹介するとキリが無いのでこれ位にしますが、いつも通り『お前が言うな』的な恫喝を繰り返しています。

 今後、中国は硬軟取り混ぜて台湾の世論を分断しにかかるでしょうし、お得意の宣伝工作を世界中で展開すると思われます。硬軟の『硬』の部分は直接的な軍事圧力をかける、あるいは陳総統をはじめ『台湾派』を口汚く罵りかつ冷遇し、『軟』の部分は国共内戦後、台湾に渡ってきた国民党など『統一派』への宥和の呼びかけを強めて厚遇する、と。

 中国の『一方を厚遇して一方を冷遇する』というやり口は対日外交でも媚中派とその他という形で顕著に見られますが、交渉窓口がひとつしかない中国に対して、交渉窓口が複数存在する民主主義国家である日本、台湾は分断工作に曝されやすい。とはいえ、中国が厚遇するのは『隷属』する者達であることを肝に銘じてしっかりと対峙してほしい。(もちろん日本も)

 いずれにせよ、上記事の陳総統の言葉にもあるように『台湾の未来は台湾に住む住民が決めるべき』であって、中国ではない。統一しなければならないという『前提』を廃して一旦フラットにしたことは大きな前進だ。台湾の人々がどんな決断をするのか見守りたいと思いますが、私は信じています。いつの日か『台湾独立万歳』と言える日が来る事を。



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コメント
この記事へのコメント
強く辛辣な言辞は論拠の弱さを示唆する
>「強く辛辣な言辞は論拠の弱さを示唆する」ヴィクトル・ユゴー
という言葉があるそうです。北京の言葉がアレなのは根拠が元々無いからでしょうし。急激な変化が困るというアメリカの方が遙かにまともな言葉を使ってます。
 日本も強く辛辣な言辞に頼らないで台湾独立派を援助する必要があるのかもしれません。
 そのいった意味合いで小泉内閣の発言を見る限り、強く辛辣な言辞に頼ってないように思えます。日本にとっては良い事でしょうね。
 陳総統がそういった言辞に頼らない独立への道を歩めればよいのですが。
2006/02/28(火) 19:41:05 | URL | 暇人 #-[ 編集]
コピペですいません

NHKが荒川選手の日の丸をまとってのウイニングラン
をカットした疑いがあることが、今大きな問題になりつつあります。
是非エントリーを立てていただければと思います。

まとめサイトがあるのでそのアドレスを
書いておきます


荒川静香選手のウイニングスケートを放送しなかったNHKまとめ

http://arakawasizuka.seesaa.net/

お手数ですが、ご検討くださいますよう、よろしくお願いいたします。
2006/02/28(火) 19:44:40 | URL | 名無しさん #-[ 編集]
台湾にせよチベットにせよ現実に中共の脅威にさらされてなお誇りを失わずにいる姿勢は評価に値しますし、その一方でのんのんと国家運営している日本の政治家が無意味に特殊アジアに媚びているのは恥ずかしい限りです。
高砂碑の件は残念でしたけど人の心まで国民党や中共がどうにかできるわけじゃないと思うので必要以上に心配して騒いだりしたくありませんが、日本政府には少なくとも台湾の足を引っ張るような動きだけはしないように配慮してもらいたいですね。(媚中派の暴走とか)
2006/02/28(火) 21:07:31 | URL | 日本大好き #-[ 編集]
オ~レ~はジャイアン、た~だのデブ~♪・・・
↑な~んていうイジメッ子がいる訳です。
でも、ジャイアンじゃなくって、ホントはチャイアンて言います。とにかく半端じゃないくらいのデブで、おまけにヤな奴です。一方でのび太君こと、のび台湾ってイジメラレッ子がいます。国民は2300万。人口過密のアジアじゃチビですが、オランダとスウェーデンを合わせたよりも多いんです。チャイアンはみんなに、「のび台湾と仲良くしたらイジメルかんな~」って脅すため、のび台湾はいつも一人ぼっちです。彼には頼りになる“どらえもん”がいませんから。
直ぐ隣にはモナー君ていう勉強はできるけど、ちょっと気の弱い子がいます。昔、チャイアンに脅されて、のび台湾と絶交しました。ホントのところ、のび台湾と仲直りして友達になりたいんですが、でもやっぱりイジメられるのが怖くて黙ってます。
余談ですが、チャイアンには腰巾着みたいな子分が二人います。北ニダ男と南ニダ男の双子です。なぜ双子なのに苗字が違うのかなんて訊かないで下さい。人には触れて欲しくない過去があるもんです。
話が脱線しました。チャイアンは腹黒いヤクザみたいな奴ですから、本当はのび台湾をボコボコにして子分にしたがってますが、隣町の番長で、アメリカお化けのドロンパっていう、えらくケンカの強い奴がいて、「オレもチャイアンの顔を立ててのび台湾とは付き合わねえが、手出ししたら承知しねえぞ」なーんて、スゴミを利かしてるもんで、チャイアンは二の足をふんでる状態です。ですが諦めた訳じゃなくって、今も虎視眈々と機会を狙っています。
さて、やたらと前フリが長くなりましたが、書いてる私も困ってるトコです。纏めましょう。こうした力関係の中でキャスティング・ボートを握っているのは、実はモナー君です。彼が勇気を出して、のび台湾君と仲直りすれば、一人で大きな顔をしてたチャイアンの番長の地位は危うくなります。だから、「仲直りなんて絶対認めねえぞ!!」って、ムチャクチャ怒るでしょうが、脅されても賺されても、モナー君とのび台湾君は握手するべきです。結果的には、東アジア町の平和はこうして守られるでしょう。
長文にお付き合い戴き、ありあとやんした~っ!!。
2006/02/28(火) 22:16:44 | URL | 怒る小市民 #-[ 編集]
陳総統は着々と反中国路線を進めているようですね。
もともと、陳総統は中国は台湾の一部、という主張をしていたが、近年になってその主張を引っ込めたようだ。そして、中国とは別の国家であるという主張に切り替えた。そのほうが明確でよいと、私も思う。現実的な主張の方が国際社会には受け入れられ易い。今後、国際社会の一員として登場するためには適切な方針転換であっただろう。台湾の独立指向はますます明確になってきた。喜ばしい事である。台湾における民主の灯りだけは消されるようなことがあってはならない。
陳総統が、2008年総統選でも再選されることを願ってやみません。
2006/02/28(火) 23:21:22 | URL | プライム #-[ 編集]
二・二八の前日にサクッと廃止したところが巧妙ですね。このタイミングが重要だったのではないでしょうか。ですから民意の後押しがあったかどうかというと計りかねますが台湾の歴史が動き出したことは確かです。今後も注視しなければいけないのは当たり前ですが、日本政府としては能動的行動をするのかしないのか、これが一番大事な問題です。
2006/03/01(水) 07:34:32 | URL | J #-[ 編集]
コメントありがとうございます
皆様おはようございます

>暇人さん

強く辛辣な言辞は論拠の弱さを示唆する-

まさにその言葉どおりですね。中共をはじめ特アの面々って。

台湾に関して言えば、中共に対峙する時はただ事実を突きつけるだけで十分ですから、陳総統は強い言葉に頼る必要はないでしょう。

>名無しさん

情報ありがとうございました。
NHKの問題はかなりの話題になってますね。今回は乗り遅れてしまった観があるので、またなにかやらかした時はご紹介いただいた件と合わせて書いてみたいと思います。

>日本大好きさん

媚中派の動きが台湾の邪魔にならないように、今度の総裁選で叩き潰す必要がありますね。

>怒る小市民さん

台湾との関係強化・・何にもまして日本にとって大事な事だと思います。

>プライムさん

このままズルズルといけば、飲み込まれるという危機感はかなり強かったでしょうね。

あ、陳総統は2期目なので、次は別の候補が民進党から出ると思います。次も民進党から総統が出てほしいですね。

>Jさん

今回の動きと合わせて、白色テロの責任は蒋介石にあり、という発表もなされていました。なかなかやりますね、陳総統は。
2006/03/01(水) 08:25:34 | URL | 管理人 #hI3IiWgo[ 編集]
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