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中国人民への正月プレゼント
 先日のエントリーで、欧州議会が共産主義の罪を非難する決議を採択した、というニュースを紹介しました。今回のエントリーでは、この決議案を起草した欧州議会の議員の談話を紹介したいと思います。起草者はスウェーデン出身のゴラン・リンドブラート氏。では、談話内容を見てみましょう。(大紀元から以下一部引用)

欧州委員会の目的の1つは人権を守ることである。共産党独裁国家の歴史と現状を分析してみると、暴力や恐怖、大虐殺、拷問、強制労働収容所、追放、飢餓、信仰と言論、報道の自由の剥奪など尽く実行され、組織の重要不可欠な部分と化している。言わば共産党体制は発生当初から暴力と人権への大規模侵害が伴い、共産理論とその党派、政権は邪悪さを極めている。

 16年前に共産政権は欧州で次々と崩壊したが、共産党の残存勢力は依然として存在し、一部の人特に若い世代に影響を与え、彼らを騙し続けている。今の若者の多くは共産党の本質を了解していないため、面白さでソビエト政権のマークを身に付けたりしている。共産党の始祖レーニンはこのような人たちを「役に立つ馬鹿者」と定義していた。この決議案は、我々の子孫に共産党の罪状を理解させ、二度と共産党統治の苦痛を体験させないためであり、同時に共産党政権への譴責を国際範囲までに拡大させる。

 共産党はナチスと同類で、両方ともに人類に大罪を犯し、邪悪さにおいては甲乙つけがたい。中共政権は1億人近くの国民の命を奪い、毛沢東は最大の殺人者であるにもかかわらず、いまだに彼は記念シンボルとして紙幣に刻印されている。もしヒトラーの肖像を紙幣に印刷したら、全世界から怒りの声が湧き上がるはず、共産党の罪状はナチスの犯罪と同様に国際社会に譴責されるべきである

<中略>

 私は共産党統治下にある人々が受けた迫害、特に中国国民に対し強い関心を持っている。このような弁論は中国では絶対に実現できないのだ、中共政権は当局の意にそぐわない信仰や主張を持つ民衆、例えば、法輪功や、キリストの家庭教会などを残酷に圧制し続けている事実は把握している。

<中略>

今回可決した決議案は中国国民への最高の正月プレゼントだ。

 この談話は大紀元という中国共産党の独裁に反対する新聞が取材したものなので、多少のリップサービスが入っているとは思いますが、かなり中国を意識した決議案だという事がわかります。中国は現存する最大の共産主義国家であり、ゴラン氏が指摘している通り、採択された決議案で非難されている内容そのままの姿を中国は保っている。これで中国に非難の目が向かう事は間違いなさそうです。

 驚いたのは、欧州でも未だに共産主義にかぶれる若者が多いという事実。移民排斥を訴える『ネオナチ』などは白眼視されているでしょうが、それはナチズムは悪であったという欧州共通の認識があったからこそ。今回の決議をもってレーニンのいう『役に立つ馬鹿者』が少なくなることを願う。

 欧州で『ナチズムは悪』であるという認識と共に『共産主義は悪』であるという認識が広まれば、確実に日本にも影響は波及する。少なくとも、今のように中国の圧政から目を逸らし、友好!友好!などとオメデタイ事を言ってばかりはいられなくなる。

 経済が発展し、ある程度の中国人民が豊かさを獲得した今、次に求めるのは自由を認めない圧政からの解放だ。以前からこの動きは民主化要求、分離独立運動という形となって現れていますが、東アジアの大国、または国連の常任理事国という手の出し難い地位にあり、付け加えて世界の工場として、また最近では巨大なマーケットとして利用価値があるとされ、まれに中国の人権状況などを非難する事はあるものの、国際社会は中国の圧政に目を瞑ってきた。

 発展する中国。結構でしょう。豊かになる人民。喜ばしい事です。が、共産党が一党で独裁しなければならない理由などない。人民が豊かになるにつれ求める自由を共産党は統制の強化という真逆のかたちで応えている。

 しかも、本来であれば富を均一に分配して貧しい人民を救う事が共産党の使命のはずなのに、不正、汚職をし放題で肥え太るのは政権の中枢に近い者ばかり。共産党が政権を握っていること自体、その他大勢の中国人民にとって不幸以外のなにものでも無い。

 今回の欧州議会による決議案採択によって、富が集まる魅力的な中国という一面的な幻想を払いのけ、中国の真の姿を我々の前に出現させるきっかけとなる事が期待でき、また圧政に苦しむ中国人民にとって、中国共産党への国際的圧力が高まって少しでも状況が改善されるなら、まさに『最高の正月プレゼント』となるに違いない。ゴラン氏をはじめ欧州議会議員の勇気ある行動に感謝する。ありがとう。



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テーマ:特定アジア - ジャンル:政治・経済

コメント
この記事へのコメント
欧州議会様ありがとうございました。よくやってくれました。さらに赤裸々に共産主義の暴悪さを暴いてほしいところです。この採択がきっかけになって我が国の浮かれ左翼、観念論的左翼も同時に覚醒するといいのですが。議会での採択は、大多数の意見であり、一学者や論客が主張するのとは重さが違います。
2006/02/01(水) 20:29:48 | URL | bulldog #-[ 編集]
続き、済みません、まちがってエンターを押してしまいました。中共幹部どもの顔がみたいですね。国内政治には今にも火を噴きそうな矛盾を抱え、外部からこれだけの批判に晒されたらーーーー、中国人民にとっては希望に満ち満ちた新年であることでしょう。
2006/02/01(水) 20:37:30 | URL | bulldog #-[ 編集]
共産主義を譴責するだけでは。
ある小説で以下のような台詞がありました。
「ナチズムとコミュニズムの違いは趣味の問題だ」
 アーリア人至上主義とプロレタリア独裁。どっちの言葉が気に入るかの違いだけだと。
本質は同じ嫉妬と憎悪の正当化(ルサンチマン)と本質に気がつくであろう健全な知性と言論の封殺。その手段としての暴力偏重。
独裁と思想統制を肯定する思想は基本的に悪質なカルトと同じです。
 できれば共産主義だけでなく、フランクフルト学派由来の思想はこの手先であり全て悪であるといって欲しかったんですけどね。
ちょうど良い説明へのリンクがありましたので張っておきます。
http://www8.ocn.ne.jp/~senden97/kihonhou_13_123.html
日本ではこっちの方が洒落になりません。日教組は言うに及ばずマスゴミは軒並み汚染されているみたいですし。
 文化、倫理道徳の批判の体裁をとった否定と、その結果としての人間性の破壊。ソ連崩壊後のロシアを見ればどんな結果になるか想像が出来ます。
2006/02/01(水) 21:20:47 | URL | 上総の帽子屋 #tGuBn3nQ[ 編集]
人類史上最悪の殺人者とも言える毛沢東の写真が入った紙幣を用い、大肖像画をいまだに天安門に掲げて崇拝している中国。狂気が支配する極めて異常な国です。加えて物事は全て賄賂しだいという国に成り下がっています。
中国の指導層や、それらとグルになった富裕層は今度は自分達が粛清される立場になることを極端に恐れているのでしょう。本来はソフトランディングを目指して言論統制等を徐々に緩和して行くべきところを、逆に強化しています。そこまで彼らは追い詰められていると言えるのでしょう。
2006/02/01(水) 21:44:06 | URL | JJJ #-[ 編集]
中国の海岸線は、毛沢東に似ている!?
中国への幻想が足枷となってこれまで動きの鈍かったEUも、漸く重い腰を上げることになり、何にしても一歩前進ですね。過度な期待は出来ませんが。
ゴラン氏の弁は、共産党とナチスを同列に語るなど相当に手厳しいですが、果たして、一般のヨーロッパ人の中国観も同じなんですかね。だとしたら嬉しいんですけど、違うんだろうなあ・・・。
中国が殊更に日本軍の罪をあげつらうのは、毛を始めとする共産党自身が犯してきた数々の虐殺を、晦ます目的があるように思えるんですが、穿ちすぎでしょうか。
まあ、今回の採択に、中国はまたぞろヒステリックに喚き散らすんでしょうが、推移を見守りたいと思います。
2006/02/01(水) 22:27:03 | URL | 怒る小市民 #-[ 編集]
当代中国には共産党が必要だった
 かの中国を半世紀以上も一つの国として存在せしめるには、インドネシアのスハルトと同様の恐怖政権が必要だったのは間違いないと思います。特に宗教観念や道徳観念に欠ける近親民族を束ねるためには、外に巨悪(日本)を作り上げて国民の目をそらし、内の危険分子は闇から闇へ葬らねば国家は維持できなかったのでしょう。
 そのような道徳観念の低い国民を国内に押さえつけてくれていた頃の中国は、対外的にまだマシでしたが、今では環境汚染と犯罪者を世界中に放出しているわけで、結局はここ15年ほどの時間が、カネを得るのには充分な時間だったけれども、国民の心に道徳と中国社会に順法精神が形成されるには誠に短すぎる時間だったことを如実に表しています。
 私は大紀元の二元論的な主張(中共=悪、人民=善)も、たとえ体制崩壊後の政権を担うようになったとしても、いずれ中共の二の舞になると見ています。つまり、中共に見られる腐敗は何も政権内部だけで起こっているわけではなく、官僚や公安、学校、病院と、その病巣は平民まで切れ目なく起こっているわけで、中国がまともな国に生まれ変わるには、国民もまともな道徳心を得なければならないと思います。そして、そのような道徳観念は十年や百年で得られるものではなく、それこそ更に数千年の歴史を経て初めて形成されるものではないでしょうか。一方中共は、中国大陸数千年に及ぶ国獲りゲームの歴史の単なる一断片に過ぎないのも確かです。

結論:中共は短観的な問題。いずれ世界は中国と共に人類史を閉じるか、中国を見捨てて生き残るか、二者択一を迫られるでしょう。
2006/02/01(水) 23:18:16 | URL | 未定 #-[ 編集]
↑長々とすみません。

上総の帽子屋さんの引用には大賛成です。要するに極々左と極々右はぐるっと一巡りして一致しちゃっているということですね。そう、韓国のノムたんの思考回路(幸福回路?)では、こういう意味でバランサーになりたいんじゃないでしょうか。
2006/02/01(水) 23:25:26 | URL | 未定 #-[ 編集]
『大紀元』をググッててみたら、おおっと驚いた。『700万人の脱党者』の見出しが躍る。中共国民の共産党への不信はかなり強いようです。後は読んでのお楽しみ。
2006/02/02(木) 01:47:45 | URL | プライム #-[ 編集]
左翼の現実は……
上総の帽子屋さん、 本当は、左翼と右翼はしっかりと逆の発想だと思うんですが、特に左翼は権力者が出現して左翼にならない(強者と弱者が平等なのが左翼)のでしょうね。現実的にはおっしゃる通りという事です。
私はバリバリの右ですので、そう思います。ヤクザ右翼とかじゃないので、私のブログをごらんになってください。バリバリの右側の連中も気持ちがいいものですよ。
ただし彼らは国境意識が希薄で、それが先日にもコメントさせていただいたのですが、日本の外交力が弱くなっている理由だと思うんです。
やじざむらいさんはどう思われますか?やじざむらいさんにも是非、読んでいただきたいです。さっきトラックバックさせていただきました。
2006/02/02(木) 03:37:21 | URL | 理人(マサト) #-[ 編集]
コメントありがとうございます
皆様おはようございます。

>bulldogさん

欧州議会での採択ですもんね。これは無視できない決議です。総括作業は始まったばかりなので、これからどうなるかまだわかりませんが、楽しみにしてます。

>上総の帽子屋さん

情報ありがとうございます。リンク先を読ませていただきました。

なるほど根本を絶たないと、問題は起き続けるのかもしれません。

>JJJさん

手綱を緩める事=中共体制の崩壊を意味しますものね。

>怒る小市民さん

穿ちすぎでしょうか。-

いや、その通りだと思います。自分達の非を絶対に認めるわけにはいきませんから。

>未定さん

いずれ中共の二の舞になると見ています-

仰るとおりだと思います。ただ、必ずしも中国は一つである必要は無いと思うのです。いくつかに分かれれば、その中に少しはマシな国が出てくるんじゃないか?と。

>プライムさん

大紀元は法輪功がバックにいる新聞というか機関紙ですので、誇張や煽る記事が多いです。ただ、読み物としては面白い物が多い。

>理人さん

TB&コメントどうもでした。
リンク先の記事を読ませていただきました。
2006/02/02(木) 08:48:04 | URL | 管理人 #hI3IiWgo[ 編集]
思想ではなく人間の方が問題と思います。
>本当は、左翼と右翼はしっかりと逆の発想だと思うんですが、特に左翼は権力者が出現して左翼にならない(強者と弱者が平等なのが左翼)のでしょうね。現実的にはおっしゃる通りという事です。
 問題は思想の内容ではなく思想を選択した人間の方です。
 ひどい言い方をするとボス猿になりたい人、傲慢さと自己向上心という意味での誇りが無く、現実を受け入れられない弱さが同居している人。後はユーモアが欠落している人。全部の要素をもっていたら最悪ですね。そういうのが思想を振り回すとナチズム的なものになりがちだと。
要するに俺が正しくて世界が間違っていると思いたい連中ですね。
ユーモアに基づく笑いは世界と自分を客観視できる健全さが無いと生まれませんから。
 だから、左翼右翼どちらでもユーモアと異なる価値観を認められるなら問題ないと思います。逆ならどんな思想でもそれは社会に有害となると思っております
2006/02/02(木) 09:15:06 | URL | 上総の帽子屋 #tGuBn3nQ[ 編集]
こういうタイミングでバカの一つ覚え宜しく友好・友好などと呑気な事いってないで、日本政府からも強烈なコメントがあれば、一気に支那に対して有利な外交ができるのになあ、残念。
2006/02/02(木) 12:38:30 | URL | 通りすがり #-[ 編集]
>必ずしも中国は一つである必要は無いと思うのです。

全くその通りですね。その時まで台湾の現状が維持できれば、この問題も円満解決、というか、問題自体が空中分解ですね。ただ、中国が分裂するとき、シンガポールのような、中国の代弁国家が増えないように気をつけなければなりませんね。

>通りすがりさん「一気に支那に対して有利な外交ができるのになあ、残念。」
本当ですよね。民主党のアホどもは、4点セットなどと政争している場合じゃないんですけど。
2006/02/02(木) 19:17:58 | URL | 未定 #-[ 編集]
ん、昔ドイツの自虐な人たちが「ナチの犯罪は相対化など出来ない」とかのたまってましたが、「ナチズムと共産主義は甲乙つけがたい」なんて言われたらどんな顔したんでしょうね。

ドイツ人も大変だね。
2006/02/05(日) 02:19:23 | URL | 煬帝 #AVNby.KY[ 編集]
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2006/02/02(木) 03:25:10 | 騎士たちのデジャ・ヴ ~ブログ版~
こういう点に関しては「アメリカってさすが」と思います。livedoorニュースに載ってたロイター配信の記事米グーグルなど、米下院公聴会で非難のやり玉に=ネット検閲問題で
2006/02/03(金) 17:52:18 | 226remix RADIO BABYLON
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