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民主党の行方 21 『労組依存からの脱却』
 以前から労組への過度の依存が指摘されている民主党。前原新体制の下、従来の関係を見直すべく動き出しましたが、党内でもかなりの勢力を持つ旧社会党(党内左派)の抵抗は強く、労組との関係が完全に崩壊すれば、党の存続さえ危ぶまれる状況でどこまでやれるか。そんな民主党の労組依存の実態を暴露した、勇気ある人物がいます。先の衆院選で民主党から出馬し、惜しくも落選した群馬4区の中島氏がその人です。まず、こちらのニュースをご覧下さい。(毎日新聞から以下引用)

連合群馬:「中島氏がHPで中傷」、民主の支援凍結 公式見解求め、質問状も /群馬

 前回の衆院選で民主党公認で群馬4区から立候補(落選)した中島政希氏(52)が、自分のホームページ(HP)上で、「労組を中傷する文章を掲載した」として、民主党県連を支援してきた連合群馬が党県連に対し、支援の凍結を通知していたことが24日、分かった。さらにHPの内容についての公式見解を求める質問状も提出しており、「納得のいく回答が得られるまで、凍結を解除しない」と強硬な姿勢を見せている。
 毎日新聞社が入手した一連の文書などによると、中島氏は10月下旬、衆院選を総括するHP上の文章で、「新左翼系人物の乱入で公認決定が遅れた「(民主党は)労組の傀儡(かいらい)」などと記述した。これに対し連合群馬は猛反発。「掲載内容は事実無根」として、今月9日付で支援の凍結と質問状を通知した。
 連合群馬が既に、傘下の各地域協議会の組合員大会で、党県連幹部の出席を拒否する事態に発展している。阿部和彦副事務局長は「党県連も中島氏と同じ考えなのか。今後の協力態勢も含め見解をただしたい」と話した。
 質問状について、党県連の黒沢孝行幹事長は「すぐに結論の出る問題ではなく、今後の対応は白紙」と述べるにとどまった。一方、中島氏は「全国的にありふれた話で連合群馬の過剰な反応。時間をかけて対応すればいい」と語った。党県連は近く幹部による会合を開いて対応を協議する。【杉本修作】

11月25日朝刊
(毎日新聞) - 11月25日16時21分更新


 記事中の『新左翼系人物の乱入で公認決定が遅れた』、『民主党は労組の傀儡』というのは、その通りなんじゃないの?どこが事実無根なんでしょうか(笑)。またこの労組の対応が面白いです。まず全否定→支援凍結発表→会合出席拒否って、どこかの国の対応と似てるなあ・・いや、そのままだなあ(笑)。怖い怖い(笑)。

 では、中島氏のHPからこの発言の前後を見てみましょう。こちらをどうぞ。(中島政希 seiyu-netから以下一部引用)

<前略>
私や他の保守系候補擁立にいたる群馬民主党内のドタバタ劇はいずれ詳しく公表するが、今回の群馬の五選挙区に立ったメンバーについては、すでに昨年九月の段階で名前が出揃っていた。ところが新左翼系人物の突然の乱入やそれに便乗した守旧派の妨害などがあり、4区の公認決定は解散の前日になってしまった

事務所を開き、印刷物を発注し、各地に選対を作り、事務局スタッフをそろえたところで、もう公示になっていた。表敬訪問も名簿集めの余裕もなく、要するに有権者への個別の働きかけが(それは選挙の基本なのだが)、ほとんどできなかった。惨敗だったが、組織的にも知名度的にも全国有数の強敵を相手の逆風下の短期決戦という条件を考慮し、運動量と結果を計れば上出来の得票だったといえなくもない。

今回の選挙戦の意義は、群馬4区の民主党が、政党としての自立性を確立し、それを有権者の前に鮮明に示せた、ということだろう。平成八年の民主党結党以来、過去三回の総選挙があったが、いずれも社民党と連合推薦での選挙であり、民主党としての姿や集票能力の独自性が不鮮明なままにきた。「労組の傀儡」「社会党の看板の架け替え」という批判が付きまとってきた。だが今回は、連合や社民党の推薦を得ることなく、しかも過去最高の得票数を達成したことで、こうしたマイナスイメージは完全に払拭された

群馬4区の選挙戦では、従来からボランティア・後援会中心の保守系選対と、旧社会党以来の労組選対が並立し、しばしばその軋轢が表面化した。県連内では、それは4区総支部や私個人のキャラクターによるもののように受け取られていたが、今回他の選挙区でも保守系候補が立ったことで、こうした軋轢が4区固有のものではないことが改めて明らかになった。それは、群馬の民主党に特徴的であった労組請負型選挙を今後どう克服していくかという課題と直結している。

労組請負型選挙とは、総合選対という名のもとに、労組主軸の選対を形成し、そこに活動資金を供給して、選挙活動の全部または一部を請け負わせる形態の選挙方式を言う。五十五年体制下では有効であった労組請負型選挙も、小選挙区制下ではその有効性は失われている。またそれがどんなに有効だとしても、公選法上大きな疑義があり、長くは続けられない。実際今回も全国で労組役員が逮捕されているし、群馬でも昨年の参議院選挙時に某地区で内偵捜査の対象とされたと仄聞する。

群馬4区では今回連合が「選挙態勢を取る時間的余裕がない」とのことで推薦を見送ったことから、幸いにも労せずして、労組請負型選挙から完全に脱却する好機を得た。そして、ボランティアを主軸とする選挙戦で、一定の成果を挙げることに成功した。4区民主党の歴史からすると画期的なことであり、今後も旧態が復辟するようなことはないであろう。また、いずれ他の小選挙区総支部でもこうした結末に至ることとは不可避の趨勢であろう

私は、今回の選挙を通じて、自らの当選を期すことはもとよりだが、私が創立した群馬の民主党を、しっかりした保守改革路線に立つ若い人材に引き継いでいくことを、大きな目標としていた。私が後継者として嘱望した二人の後輩同志、2区の石関貴史氏が比例区で当選を果たし、5区の田島國彦氏が予想をはるかに超える善戦だったことは、今次衆議院選における大きな成果だったと喜んでいる。<後略>
(今週の主張バックナンバー『総選挙の結果について』から引用しました。)


 この中島氏の文章から読み取れるのは、従来型の労組依存選挙への批判と、小選挙区制での有効性の疑問、そして民主党内部での保守対左派の候補者選定を巡っての争いです。選挙を戦う前に内紛していたのでは、勝てないでしょうね。解散前日での公認決定では準備が追いつかないのもしかり。中島氏は負けはしましたが、幸運(?)にも『脱労組』型の選挙を戦ったことによって、過去最高の票を得る事になり、必ずしも労組の支援が必要ではない事を証明し、民主党が今後の選挙対策に活かせる経験を積まれた事は大きいです。

 おそらく、この事実が労組には恐ろしく、『新左翼』『労組の傀儡』というキーワードをあげつらって中島氏の意見を封殺し、存在を消そうとしているのでしょう。民主党の群馬県連はこの圧力に屈してはならない。党本部の執行部も中島氏を守り、『脱労組』の選挙を戦った経験を活かすべきであると考えます。



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テーマ:民主党 - ジャンル:政治・経済

コメント
この記事へのコメント
そうですね。「労組依存からの脱却」こそが、真の保守政党への第一歩かと。
県連もそろそろ腹をくくるべきだと思いますね。
国外も国内も、今が踏んばりどき!
2005/11/25(金) 21:37:48 | URL | 蜜柑 #-[ 編集]
労組はもはや大して役に立ってないんですねぇ。そもそも今時、どのくらいの組織率を保っているのか疑問ですし。
まぁ、やたら民主党が強いところでは、かなり強力な役割を果たしているんでしょうが。
なんだか小沢の件といい、民主分裂の臭いも(笑)。亀井氏達は今のまま自民と戦う羽目になったら、十中八九、政治生命終わりますし。
2005/11/25(金) 22:07:00 | URL | TREE #-[ 編集]
コメントありがとうございます
> 蜜柑さん

>国内も国外も、今が踏ん張りどき!
ですね。せっかく巡ってきたチャンスですから、マスコミなどに負けないように私達も頑張りたいですね。

>TREEさん

政界再編が、小沢氏などの手引きによって、おかしなことにならなければ良いですよね。
2005/11/26(土) 19:14:16 | URL | 管理人 #hI3IiWgo[ 編集]
>政界再編が、小沢氏などの手引きによって、
>おかしなことにならなければ良いですよね。

これ、ありえますね。
軸はあります。靖国神社参拝と支那外交です。
小泉総裁の任期満了のタイミングを狙って、以下の勢力が連合を組むなんてのはどうでしょう?

●自民党内の「媚中派」
 福田康夫、河野洋平親子、山拓、加藤紘
 一ら旧竹下派
●民主党の左派、小沢に近いグループ
 小沢、鳩山、菅、枝野
 横路など旧社会党系、労組・解同議員
●社民党
●公明党
●その他媚中派
 田中真紀子、亀井静香あたりも?

これらの議員は

●外国人参政権の推進派
●中国・韓国とつながりがある
●小泉首相が嫌い

という点で共通しています。

なんといっても○価学会の組織票という武器があるので
もしかしたら過半数を取れる可能性もあります。油断なりません。
問題は政党名です。私の希望は「日本中華党」ですが(笑)、さすがにそれはないと思うので、やはり「新民主党」あたりになるのでしょうか。
2005/11/29(火) 11:47:38 | URL | ろろ #-[ 編集]
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