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 米国による金融制裁が続き、かなり困っているかに見える北朝鮮。6カ国協議のテーブルにつくつかないをカードにしてゴネまくり、米国に2国間協議を求めていますが、米国側はすげなく拒否(NIKKEI NET)。

 北朝鮮としては、マネーロンダリングが出来なくなって、主要な外貨獲得手段のひとつを失い、何とか他の手段で埋め合わせをしなければならない。もうひとつの主要な外貨獲得手段といえば『ユスリ・タカリ』ですが、今や恫喝によって金を出してくれる国は韓国だけ。ということで、こんなんなってます。(朝鮮日報から以下引用)

北朝鮮、韓国に経済支援を要求 列車試運転中止への謝罪はなし

第12回南北経済協力推進委員会は4日、2日目の会合が開かれ、韓国側は全体会議の基調発言で、北朝鮮側が南北連結鉄道の試運転を一方的に中止したことについて強い遺憾の意を表明した。

 韓国側委員長の朴炳元(パク・ビョンウォン)財政経済部次官は「双方が合意した事項は信頼関係を土台として履行しなければならない」として、試運転を早期に実現できるよう、「誠意ある措置」を取ることを北朝鮮側に要求した。

 韓国の統一部関係者によると、北朝鮮側はこれに対し「責任転嫁はしないのが望ましい」と応じたという。試運転中止の責任は北朝鮮側ではなく韓国側にあるという従来からの主張を繰り返したというわけだ。

 その一方で北朝鮮側はこの日の基調発言で、軽工業の原材料や地下資源の支援問題への早急な対応を要望し、韓国側の経済支援を求めた。南北双方が鉄道の試運転実施を前提として、先月の経済協力推進委員会委員の接触を通じて事実上合意していた軽工業の原材料(数百億ウォン規模)の早期の支援を要求したのだ。

 北朝鮮側はまた、北朝鮮が参画しているロシア極東地域の木材伐採、石炭採掘などの事業に韓国側が資本を投入して、南北共同で参画しようとの提案をし、肥料工場建設への支援を要請した。


 あらあら。韓国側は北朝鮮の術中にズッポリ嵌ってますね。この『南北連結鉄道』というのは文字通り韓国と北朝鮮を結ぶ鉄道で、南北に分かれて分断している半島が『繋がる』という象徴的な意味合いを持つモノ。で、統一、融和をアピールしたい韓国側が沢山の貢物を用意して、何とか実現にこぎつけた・・はずでした。

 ところが、試運転直前になって北朝鮮が一方的に中止を通告。怒った韓国は北を非難しますが、北朝鮮も負けじと韓国を非難。この時点で韓国側が対話を中断すれば良いのですが、とりあえずテーブルについた。これで負けが確定。後は連結鉄道というニンジンをぶら下げられ、欲しい欲しいする韓国は、援助という名目で金・モノを毟られ続ける・・という展開になる・・・と思ったそばから電光石火で支払い決定したみたいです→『韓国、北朝鮮に8千万ドルの経済支援を約束(朝鮮日報)』

 こうして主要な外貨獲得手段のひとつである『ユスリ・タカリ』は成功しましたが、もともと厳しい台所事情は変わりません。やはり何とかして米国の金融制裁を解除してもらわなければ苦しい。しかし、これまでの『揺さぶり』は使い古されていて通用しない。ということで、北は新たな手を使うことにしたようです。(Yahoo ニュースから以下引用)

偽札、「中国の方が大量に製造」=北朝鮮が主張−制裁反発の根拠か

【ソウル5日時事】北朝鮮が紙幣偽造などを行ったとして米政府が科した金融制裁に対し、北朝鮮側が「中国の方がもっと大量に偽札を製造している」として、不満を表明していることが5日、明らかになった。米韓両国の関係当局も、北朝鮮のそうした主張を把握している。

北朝鮮は「わが方は偽造貨幣の製造・流通の被害者」(外務省報道官)と反発しているが、中国を放置し、自分たちを制裁するのは不当という認識が反発の根拠の1つになっていることを示すものだ。 


 がははは・・何と中国を巻き込みました。『あいつの方がもっと酷いじゃないか!』とか『俺だって被害者』という、何とも『らしい』論法で、如何に不当かをアッピールしてます。でも大丈夫?宗主国様は怒っちゃうと思うのだけれど。それに、中国を持ち出せば、米国の腰が引けるとでも思ってるんでしょうか。甘い。甘いなあ。


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中国 盗人に追い銭はやめろ
 今年3月、政府は2005年度分の対中ODA供与を見送ることで閣議決定し、貰えて当たり前と考えてる中国様が大反発した・・というニュースを以前のエントリーで紹介しました。経済成長著しく、他国に援助をばら撒く余裕のある中国に対して、いつまでODAを供与し続けるのか、という批判がある中、政府は見送っていた05年度分のODA供与を決めたようです。

 供与の対象を環境・エネルギー分野に限定し、供与額も減らす・・という方針でGOサインをだした政府ですが、閣内から異議あり!の声が出ています。こちらをご覧下さい。(Yomiuri Onlineから以下一部引用)


中国への円借款740億円決定、中川農相は異議

 政府は6日午前、政府開発援助(ODA)の重要案件を協議する海外経済協力会議(議長・小泉首相)を開き、2005年度中の閣議決定を見送って“凍結”していた中国向け円借款の実施を決めた。

 新規供与額は、前年度比約120億円減の740億円程度。中川農相は「なぜ中国に援助を再開するのか分からない」と異論を唱えた。政府は与党の了解を得た上で、9日にも閣議決定する。

 会議では、08年の北京五輪までに対中円借款の新規供与を終了することも再確認した。05年度分の供与額は、「いきなり大幅に減らすと、中国側の反発も大きい。08年度にゼロにするため、徐々に減らすのがいい」(外務省幹部)との判断で決定した。04年度分は859億円だった。

 小泉首相は6日昼、対中円借款の決定について「総合的に判断した。いつも対中関係は重視している」と首相官邸で記者団に語った。

 中川農相は同日の記者会見で、「中国に対し、また援助するのか。正直言って分からない」と不満を表明した。<以下略>


 中川氏の『中国に対し、また援助するのか。正直言って分からない』という発言は、多くの国民が抱く疑問を代弁しているのではないでしょうか。外務省の幹部が『いきなり減らすと反発があるので、徐々に減らすのが良いと判断した』と言ってますが、こんな理由で供与を決定したのなら、批判せずにはいられない。

 つまり、本当は供与するに値する国ではなくなっているけれども、惰性もあるし中国が怒るので、仕方なく払いますってことですよね?これ。こんな説明は国民をバカにしているとしか言えませんが、中国の反発を抑えるという目的を達しているなら、まだ許せるかもしれない。当の中国はどう思ってるのか。ご覧頂きましょう。(TBSニュースから以下引用※リンク切れの可能性あり)


円借款一時凍結、中国が改めて不快感

政府は凍結していた2005年度の中国への円借款を前年度より120億円減らして、約740億円で実施することを決定しました。

 これについて、中国外務省の劉建超報道官は「円借款は本来、中日関係の積極的な要素だが、日本の一部の人物が騒いで、敏感な問題にしたのは残念だ」と述べました

 その上で、「こうしたやり方は両国のためにならない」として、円借款が一時凍結されたことに対し、改めて不快感を表明しました。

 劉報道官は「日本が中日関係を重視するのは歓迎するが、重視するだけでは不十分だ。関係改善のため、具体的に誠意ある行動を取るべきだ」と指摘しました。(06日17:56)


 怒ってます。供与してもらう分際なのに『グズグズしてないで払わんかい』と。感謝の『か』の字も見当たりません。それどころか、さらに『何か』を要求しています。この『何か』は『もっと金払え』あるいは『靖国参拝の中止』などを指していると思われますが、まさに盗人に追い銭。無駄、もっと言えば有害な供与となってしまいました。

 私は以前のエントリーで、対中ODAの分野限定、縮小→廃止という流れを決めた政府の方針に、『このまま続けるよりはマシだ』と消極的ながら評価をしました。しかしながら、中国が日本の『配慮』を無視し、このような態度をとるのであれば、即刻中止すべきであると考えます。バカバカしくてやってられない。


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