管理人やじざむらいが、気になるニュースをほぼ毎日更新で垂れ流してまいります。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
出入国管理に自動ゲート導入 『特例を廃せ』
 今国会で提出される予定になっている出入国管理法改正案。法案はテロリスト入国を阻止する目的で、原則として来日する16歳以上の外国人から指紋採取と顔写真撮影が義務付けられますが、在日韓国、朝鮮人が殆どを占める『特別永住者』は除外されることになっていました。

 以前のエントリーでは、この特例措置が『蟻の一穴』となり、法案が骨抜きにされやしないか?という懸念を表明しました(関連エントリー1を参照)。そんな声が多かったのか、政府はこんな制度を導入するそうです。まず、こちらをご覧ください。(毎日新聞から以下引用)


指紋:出入国の自動化ゲート…捜査に利用 入管が提供

 出入国審査をスムーズにするため政府が導入を予定している「自動化ゲート」を巡り、ゲート利用者となる日本人や特別永住者らの指紋情報が、犯罪捜査にも利用されることが分かった。政府は「自動化ゲートで日本人や問題のない外国人の利便性が高まる」としているが、個人情報保護の観点から指紋情報の扱いが議論になりそうだ。

 法務省によると、ゲートの利用希望者が提供した指紋情報は入国管理局のデータベースに保存され、「本人がゲートを利用する意思を有する間」は保有し続ける。警察などが犯罪捜査の証拠収集の一環として、捜査関係事項照会書に基づいて指紋の照合を求めてきた場合には、指紋情報を提供するという。

 今回の自動化ゲートのように、自国民の出帰国の際に指紋などの生体情報を利用している国は、シンガポール、マレーシア、アラブ首長国連邦などがある。タイ、イギリス、ドイツ、オランダなども導入に向けた実験をしているという。

 国会で審議中の出入国管理・難民認定法(入管法)改正案では、16歳以上の来日外国人に指紋情報の提供を義務付け、入国審査だけでなく犯罪捜査にも利用することが判明している。これに加えて、日本人や特別永住者が任意に提供した指紋も、これと同様に捜査機関に提供される可能性があることになる。

 法務省は「指紋情報のデータベースを丸ごと警察に渡すわけではない。照会のたびに個別に判断する」としているが、園田寿・甲南大法科大学院教授(情報法、刑法)は「指紋は最もセンシティブ(機微)な個人情報の一つだ。捜査や治安を優先するあまり、プライバシーが軽視される恐れがないか慎重に検討すべきだ。自動化ゲートを利用する人としない人の利便性の差が広がり、大半の人が指紋を提供せざるを得なくなる事態になることも避けねばならない」と指摘している

▽自動化ゲート 希望者が事前に指紋情報を登録することにより、高速道路のETC(自動料金収受システム)のように迅速に出入国できる仕組み。空港のゲートで登録済みの指紋と照合すれば、旅券への押印や入国審査官の対面審査をせずに通過できる。入管法改正案に、再入国の許可を受けているなどの条件を満たす在日韓国・朝鮮人ら特別永住者を含む外国人もゲートを利用できる規定が新設された。日本人の利用については今後、同法施行規則で定める。来秋にも導入の予定。


 なるほど。利便性を考えると、『やましい事』の無い多くの日本人や特別永住者は自動化ゲートを利用するようになるだろう、という思惑なんですかね。まあ、指紋を採取、登録されても別に文句はありませんし、混雑しがちなイミグレをスムーズに通過出来るとなれば、私としては歓迎したいところです。

 で、何らかの『理由』で指紋を採取、登録されたくない日本人、特別永住者は従来どおりの対面方式で出入国の審査をすることになるわけだ。おそらく自動化ゲートを選択する人は多くなるでしょうし、そうなると、選択しない人の審査を『じっくり』時間をかけて行う事が可能。これがミソ。

 現在、出入国する人の数が多くなった事もありますが、対応する入管の職員の数が不足しがちで、完璧に管理できているとは言いがたい状況だと聞きます。今回の自動化ゲート導入によって、対面審査が減れば丁寧な仕事が出来るようになるでしょう。そうとなれば、成りすましなど『あやしい』人物の発見もし易くなります。

 指紋を登録する事を選択した人の手続きを簡素化しスムーズにする一方で、しない人は対面方式で『じっくり』審査をする・・これで外国人でありながら指紋を採取されないという『特例』は限りなくゼロに近づく事になるかもしれません。プライバシー云々を言い立てる勢力に負けなければ、実現は可能でしょう。

 記事中には『捜査や治安を優先するあまり、プライバシーが軽視される恐れがないか慎重に検討すべきだ』とか、『大半の人が指紋を提供せざるを得なくなる事態になることも避けねばならない』なんて言ってる人が登場しますが、今回の措置への反対意見に説得力を持たせることは、難しいかもしれません。

 なぜといって、選択制にすることによって『強制だ!』という批判をかわす事が出来ますし、要請があった時『のみ』提供する指紋情報も、そもそも捜査の対象にならなければ提供されないわけですから、やましい事が無い人には何てことない。・・どうですか?なかなか良く考えてありますよね。まだまだこれからどうなるかは不透明ですが、蟻の一穴が少し小さくなったと感じる事は出来ました。行方を見守りたいと思います。


banner  
  ↑ ↑ ↑
この記事が気に入った方は『応援クリック』お願いします。
あなたの一押しで書く意欲が湧きます。


関連エントリー1:韓国人ビザ免除 その対応策に異議あり
関連エントリー2:韓国 再検討の必要あり 『ビザ恒久免除』
スポンサーサイト

テーマ:時事 - ジャンル:政治・経済

中国様の観測気球めっけ!
 日本は正しい歴史認識を持つべき、その発言、行動は正しい歴史認識を基礎にした日中友好に反する、過去の反省を実際の行動で示せ・・ありとあらゆる局面で『歴史認識』を持ち出し、何とか日本よりも一段高い場所に立ち続けたい中国様。 

 ところが、最近ではこの手の恫喝に辟易した日本側の反発が強く、思惑通りに動いてくれないため、対応に苦慮しているかにみえる。反日を続行するのかどうするのか、こんな意見が中国側から出たようです。まず、こちらをご覧ください。(Yomiuri Onlineから以下引用)

「歴史を基礎にするな」中国政府系元所長が対日転換論

 【北京=藤野彰】中国が歴史問題で対日圧力を強める中、政府系研究機関・中国社会科学院の元日本研究所長で国際問題専門家の何方氏が、「歴史問題を日中関係の基礎にしてはならない」との見解を、中国の専門誌「社会科学論壇」(3月上期号)に発表した

 何氏は歴史偏重の対日政策を批判し、事実上、歴史カードの放棄を主張。中国で「対日新思考」が封殺されて以降、対日政策の大胆な転換を訴える意見が公開されるのは極めて異例で、論議を呼びそうだ。

 何氏は外務省弁公庁副主任、国務院国際問題研究センター副総幹事も務めた元政府幹部。同誌に掲載した自らのインタビュー記事の中で持論を表明した。

 何氏は「歴史問題を国家関係の基礎とするのは非現実的で不適当。歴史に決着をつけようとすれば、どんな国家と隣国の関係も大国同士の関係もうまくいかない」と指摘した。

 さらに、「日中関係の基礎を歴史問題での共通認識に置いても、実現は難しいだろう。歴史の決着を最優先すれば、両国関係は絶え間ない悪循環に陥る。それはわが国の戦略的利益にかなうのか」と疑問を呈し、歴史カードを切り続けることは中国の国益を損なうとの見方を示した
(2006年3月28日3時8分 読売新聞)


 わあー!!中国様が歴史認識カードを放棄するの?良かった・・・なーんて飛びついてはいけませんね(笑)。確かに、この何氏が主張する通り、中国が歴史問題を関係の基礎にすることをやめれば、日本にとっては鬱陶しい事この上ない粘着ストーカー国家がひとつ減るわけで、悪い話ではない。

 が、現実的に考えてみれば、軍などの対日強硬派に引きずりまわされている胡錦濤政権が『完全なる』対日歴史認識カードの放棄が出来るのかという事。これは今の段階では想像もできません。

 さらに言えば、一時的にせよ放棄する、あるいはポーズをとった場合、もうひとつの反日粘着ストーカー国家よろしく『~をしれくれれば二度と歴史を蒸し返さない』なんて約束し、お人よしの日本を騙しまくって『はあ?そんな事言った覚えないけど。』とばかりにシラをきる可能性がある。

 まあ、後者は私の考えすぎかもしれませんが、万々が一、中国が歴史問題を基礎とする方針を放棄すると宣言した場合、心配なのは『さあ、これで日中間の懸案は無くなった。東アジア共同体構築に向かってGO!』と、旗を振る輩が続出し、引きずり込まれる事です。引くに引けないところまで引きずり込んだ上で、再度『歴史認識』を蒸し返すという手もありますから。

 東アジアという枠組みを考える時、日本には『とにかく中国様と一緒!』と考えてる人達、『歴史認識などの内政干渉は嫌だけれども、基本的に東アジアは一緒になろうよ』と考える人達、『特定アジアと一緒になるなんて真っ平御免』と考える人達など、大雑把ですが分類するとこんな感じになると思います。

 最初に挙げた『媚中派』と呼ぶべき人たちは少数だとおもいますが、その次は結構多いんじゃないか?と私は思ってます。私は最後の特定アジア真っ平御免派なんですが、もし歴史問題が無くなる、あるいは無くなったように見えた際、一気に『東アジア共同体構想』が現実味を帯びる可能性が高まる事を危惧します。

 日本と中国の関係は歴史問題を抜きにしても、相容れない『違い』がもの凄く大きいですし、過去の歴史をみても、中国を含めた『大陸』に深入りして良い事は無かった。東アジアで孤立するのはマズイと言う人がいるかもしれない。が、本当にマズイのは全世界でたったひとり孤立する事であって、東アジアで孤立する事はひとつのオプションだ。

 中国が歴史認識カードを放棄する時、彼らの思惑は単なる国と国との関係になる事ではなく、中国の悲願である『東アジア共同体構築(実際は中華冊封体制)』のために歴史認識カードを『戦略的』に放棄する・・これだと思います。

 歴史問題が無くなる事は喜ばしい事だとは思います。私が穿ちすぎているのかもしれない。ただ、日本にとって危険に過ぎる中国主導の『東アジア共同体構築』を阻止する為にも、『備えあれば憂いなし』という言葉の如く、警戒するに越したことはない。読者の皆様には、記憶に留め置いて頂きたく思います。いずれにせよ、今後の動きを注視しましょう。



banner  
  ↑ ↑ ↑
この記事が気に入った方は『応援クリック』お願いします。
あなたの一押しで書く意欲が湧きます。

テーマ:特定アジア - ジャンル:政治・経済

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。