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民主党の行方 ⑦ 衆議院代表質問
 昨日、衆議院において、民主党前原代表、鳩山幹事長が代表質問に立ち、本日、参議院においても民主党議員が質問を行いました。注目の小泉総理との対決は?それでは、気になる発言などをまとめていきます。

 まず、トップバッターとして新代表前原氏が登場。冒頭で覚せい剤所持で逮捕された民主党前議員について謝罪。あまり風呂敷を広げない方がいいと思っていたのですが、『郵政』、『道路公団』、『議員年金』、『定率減税廃止』、『年金一元化』、『公務員改革』、『企業献金』『自公選挙協力』、『北朝鮮問題』と盛りだくさんになってました・・
 
 普段クールな前原氏ですが、精一杯テンションを上げていったとみえて声がうわずり気味でしたね。もうちょっと強弱をつけた話し方をしたほうが聴くほうにアピールすると思うのですが、今回は初戦ですし、仕方ないのかも。『なんにでも反対はしない』と宣言した後に、上記について順次質問していきましたが、風呂敷を広げすぎたせいもあって、総理の答弁は以前からの立場をそのまま説明する内容。気合が空回りした形か。

 この中のいくつかに絞って深く追求すれば、新しい総理の言質を取れたかもしれないのに、こんなにたくさん並べれば演説の内容が霞んでしまって、政治に興味の無い人には『前原さんって声が甲高いね』、といったイメージしか残らないでしょうね。

 ただ、この中で2つ良い質問がありました。『自公選挙協力』と『北朝鮮問題』への批判です。自民党と公明党は、小選挙区で自民党、比例で公明などといった選挙をする議員がたくさんいるのですが、自ら政党政治を否定していますし、自民支持の人の中には公明嫌いの方もかなり多く、自民党に投票する際もなんだか気持ち悪いですから、選挙協力を一刻も早くやめて欲しい。創価学会の集票マシーンとしての魔力が無ければ勝てない議員もいますが、切った方がコアな支持者を集められると思います。これはマスコミなどに出る機会があればドンドン言って欲しいですね。
 
 次に北朝鮮問題に対する政府の対応については、拉致、核、ミサイル、朝銀といった問題が解決しない限り経済支援はするな、とかなり頼もしい発言が聞けました。政府が頼りない対応をしてばかりなので、こちらも色んな所で喋って国民の関心を集めて頂きたい。安部氏などと組んで、政府に厳しい対応を求める超党派の体制が出来れば、この問題は動くと思いますので、やってみては如何?

 前原氏の代表質問に関しては、期待したほどの追求はありませんでしたが、なんでも反対しないと代表質問の席で宣言されたことは評価したいと思います。それを守れるかどうかが一番難しい訳ですが・・
もう一つ難を言わせてもらえれば、国民投票法案や、改憲について言及されなかった事でしょうか。まあ、明日から委員会質問が始まりますので、本格的な論戦は明日からとなりますが、広げた風呂敷をどうやって処理していくのか注目していきたいと思います。

 続いて、鳩山幹事長が質問に立ちますが、第一声が『国民の皆様、民主党幹事長鳩山でございます』はないだろう?(笑)失笑が議場を漂っていましたが、そこは『宇宙人』鳩山氏ですから(笑)。前原氏がテンパって声がうわずっていた事も手伝って、喋り方はかなりマシになった印象。以前のオドオドと怯えてるような喋りは鳴りを潜め、堂々と質問しているように感じました。質問の内容は忘れてしまいましたが(笑)。一点だけ記しておきますと、前原氏が言及しなかった憲法改正について、鳩山氏は賛成と明言されました。代表質問で改正に賛成を表明した事は評価できます。ただ、賛成の条件として、『大事なことはどんな理念に基づいて憲法を見直すかだ』なんていうどの様にも解釈して反対できる逃げ道を作ってます。そんなんじゃあ、前の民主党と同じなんじゃないの?なんだかんだと理由をつけて反対に回るつもりなのか?

 9条改正の理念って??2項削除して自衛権明記するんでしょ?前原代表も明言してるじゃないですか。自民党も自衛権明記で改憲案作ってくるのは分かってるくせに、理念が大事とか言ってる場合ですか?

ホントに大丈夫? 民主党!


 そういえば、民主党って次の内閣の閣僚を大臣って呼ばない事にしたんでしたよね。大敗して議席も少ないのに恥ずかしいとか言って。これなあに?(民主党HPより以下引用)
 

党の『次の内閣』閣議が28日夕刻国会内で開かれ、郵政調査会の中間報告(党の考える郵政改革法案)、議員年金廃止法案の中間報告、「障害者自立支援・社会参加促進法案」の議員立法登録・審査、「被爆者援護法案改正案」の議員立法登録などが、議論されそれぞれ承認された。

 閣議では、冒頭、それぞれ代表質問を終えた前原誠司ネクスト総理(代表)、鳩山由紀夫ネクスト国務大臣(幹事長)が、代表質問とそれに対する小泉首相の答弁を批判する感想を挨拶の形で述べた。特に鳩山幹事長は「国連常任理事国入りに関する質問には、すべて国連改革との言葉で答弁された。これでは常任理事国入りをあきらめたに等しい」と首相を批判した。

 閣議後、記者会見した松本剛明ネクスト官房長官(政策調査会長)は、郵政改革案について「ほぼ法案の骨子、考え方の部分は承認された。後は法文への落とし込み(法案化作業)になる。30日に臨時閣議を予定しており、そこで最終的に承認されることになる」と述べ、党のとしての政府案への対案、本物の改革案がまとまったとの認識を示した。さらに、遅くとも3日には法案提出の見込みであることを明らかにした。


おもいっきり総理とか大臣とか呼んでるじゃないですか・・こっちが恥ずかしくなりますね。二大政党の一翼を担うにはまだまだ早いようです。(笑)


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北朝鮮問題 拉致被害者を救出せよ
 先日の6カ国協議は共同声明を発表して、核放棄に向けた話し合いを持つ事が合意された。核放棄を実現する枠組みは、本当に作られるのか、横田めぐみさん他、大勢の拉致被害者の帰国は実現するのか、閉会後の各国の動きを整理したいと思います。

 6カ国協議閉会後、まっ先に動いたのは北朝鮮でした。閉会翌日ラジオ放送を通じて、核放棄よりも軽水炉提供が先と放送し、22日に行われた国連での演説でも、出来るだけ早く米国は軽水炉を提供すべきと発言、ついでに日本の常任理事国入りの動きを非難。さらに、北朝鮮の国内紙で、米国の核の脅威がなくならない限り、自衛の手段として核兵器を持ち続けると発表。

 この北朝鮮の先制パンチに、各国は北朝鮮の核放棄が先であると懸念を表明し、ここからそれぞれの国の立場で綱引きが始まります。
米国のライス国務長官は、北朝鮮への軽水炉提供の話し合いが持たれるには、最初に現存する核兵器の廃棄、開発計画の放棄、国際的な枠組みへ復帰し、IAEAの保障措置を遵守してからだと強調。ロシアも米国の意見に同調しますが、具体的な手順を述べるには至らず、各国が共同声明に書いてある通り協調するべきであるといった、一歩引いた立場であることを印象付けます。

 議長国である中国は、6カ国協議の終盤、イラク問題、ハリケーンへの対応で、苦しい立場にある米国の代表に、中国側作成の共同声明に合意しないなら、決裂の原因は米国にあると発表すると圧力をかけ、これ以上の失態がゆるされない米国は受け入れることに。(中途半端な合意案で米国が譲歩したのは、こんな背景があったのですね。)

 一方、本来自由主義陣営のはずの韓国は、先日のエントリーでも触れましたが、中国や北朝鮮よりの態度を取っており、閉会後早くも北へのエネルギー支援分担金を計算して発表したり、韓国国内で異常な訪朝ブームを作り出したりと6カ国協議での対立構造は、中ロ朝韓と日米という4対2のいびつな構造となっています。かの国の習性として、あっちに付きこっちに付きと、まるでコウモリのような行動を取っていますが、日米両政府関係者に、あちら側に行ってしまったと冷たい目で見られているようです。

 さて、わが国日本はどうでしょうか。共同声明採択を受けて、歓迎の意を表明した政府は、米国と立場を同じくしていますが、日本にとって最重要の問題である拉致問題は、6カ国協議では取り上げられず、日朝二国間協議を再開する予定を決めただけでした。その二国間協議についても、小泉総理や細田官房長官などは、拉致、核、ミサイルなどの問題が解決した後で、と前置きした上で、国交正常化という言葉を強調。今後に不安を残した形になました。

 6カ国協議開催中の9月15日、北朝鮮の金次官は、『拉致問題は本国においてしかるべき検討が行われている』と、解決に向けて動いていると匂わせます。(中国新聞から一部引用)

【北京14日共同=居石乃】六カ国協議の日本首席代表を務める佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長は十四日、北朝鮮首席代表の金桂冠外務次官と北京の釣魚台迎賓館で約一時間二十分会談した。金次官は日本が要求していた日本人拉致問題の真相究明などについて「本国でしかるべき検討が行われている」と指摘、佐々江氏は日朝政府間の本格的な協議を申し入れ、金氏は「最善を尽くしたい」と応じた。


 日本側は拉致問題が動きそうだと踏んだため、共同声明に合意したと思われますが、甘い観測であったと言わざるを得ない事態になります。(中日新聞より一部引用)

北朝鮮、拉致調査応じず
前担当大使が会見
 【平壌=共同】北朝鮮の鄭泰和(チョン・テファ)・前日朝国交正常化交渉担当大使(朝日交流協会常任顧問)は23日、平壌市内で共同通信などと会見し、日本人拉致問題について2回にわたる日朝首脳会談で「完全に解決した」との認識を示し、横田めぐみさんの「遺骨」返還問題を除き、今後は調査や証拠提供に一切応じないと言明した。日朝政府間協議の時期は「10月でもよい」と述べ、日本側が求める10月開催を受け入れる意向を示した。

 日朝両国が合意した政府間協議再開を前に、拉致問題での北朝鮮側の原則的立場を強調し、日本側をけん制する狙いとみられる。

 鄭氏は、日朝間の懸案は拉致問題でなく、植民地支配に伴う日本の「過去清算だ」と主張。政府間協議に応じたのは「われわれの方が解決する問題が多いからだ」と述べ、政府間協議で過去清算を強く求める方針を明らかにした。


 ・・・やっぱり。嵌められましたね。こういう展開は今まで何度も見てきているはずなのに、なぜ合意してしまったのか。政府と、交渉担当の佐々江大洋州局長はもっと責められてしかるべきです。泥を被るつもりで日本が交渉を決裂させたとしても、閉会後の北朝鮮の態度を見ていると、マイナスには決してならず、逆に、本当は譲歩したくなかった米国に感謝されたかもしれません。

 この様な体たらくに拉致被害者家族は激怒しますが、当然であると思います。(神戸新聞より以下引用)

北朝鮮に拉致された被害者の早期救出を訴え、救う会兵庫のメンバーらが二十四日、神戸・元町の街頭で署名活動を展開した。被害者の一人、有本恵子さん=拉致当時(23)=の両親明弘さん(77)と嘉代子さん(79)も街頭に立ち、協力を求めた。

 メンバーらは、第四回六カ国協議の合意を受け、救う会と家族会の「北朝鮮は日朝政府間対話の再開に合意したが、生存者の帰国という緊急課題は全く進展していない。経済制裁を発動するしかない」とする声明文を読み上げた。

 嘉代子さんは、二十三日に北朝鮮側が「拉致問題は完全に解決した」として、「(一部を除き)今後は調査や証拠提供に一切応じない」と示したことについて、「これでは話し合いを再開しても同じことだ。この問題が解決しない限り、国交正常化はない。すぐにでも経済制裁をしてほしい」と話した。

 約二時間にわたった署名活動では、家族連れなどが次々と足を止め、嘉代子さんらを励ました。



 拉致被害者家族の中には、有本さん、横田さんといった高齢の方がたくさんいらっしゃいます。彼らの願いは、奪われた家族を帰して欲しい、それだけだと思います。被害者家族が先頭に立って経済制裁を叫ばなければならない状況は異常です。政府や国会で何もしてくれないからこの様な事態になっているのです。6カ国協議で合意してしまった以上、日本単独で経済制裁をかければ、参加各国から非難を浴びる事は間違いなく、自ら対北朝鮮カードを放棄したのはなぜなのか!

 北朝鮮や中国といった独裁国は、民主主義国家の弱点を熟知し、彼らの強みを全面に出して向かってきます。世論を気にしなくていいこれらの国と対峙する際、決して譲歩する態度を見せてはなりません。つけ込まれたが最後、ズルズルと相手の思うつぼになることは、今まで散々経験したはずなのに・・

 先の衆院選で与党は大勝利し、安定した政権運営が出来る今こそ、徹底的に圧力を加える事が出来るはず。拉致問題が解決しなければ、6カ国の枠組みから抜け、単独でも経済制裁をしてやる!と強い態度を見せれば、北朝鮮はもちろん、日本から金を搾り取れると踏んでいる韓国もあわてて交渉の土俵に上がるでしょう。

 昨日の衆議院代表質問で、民主党の前原代表は、拉致、核、ミサイル、そして朝銀問題が解決しないで国交正常化は認めないと演説のなかで明言しておられました。巨大与党に加えて、野党第一党が北朝鮮問題の包括的解決に意欲的な今、徹底した圧力を加える土台はできたとみるべきです。一部マスコミや、社民党、共産党等は反対するでしょうが、今までの対話路線で解決しない事は自明です。

 考えられるありとあらゆる手段を使って、拉致被害者を救出せよ!!



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